表紙へ戻る 『活動紹介』へ戻る
相模原分団
カメラを作って写そう


2005年5月
今月の例会では凸レンズをつけたカメラを自分で作って、感光紙を入れて実際に風景を写してみる体験です。

とにかく、まずはカメラを作ることから始めました。リーダーが用意した型紙(実際の寸法で書いた図面)を裏が黒い工作用紙に当てて切り抜きます。本当は図面で寸法だけを示して、自分で線を引くのがよいけど、時間の節約です。

次のように、箱を二つ作って、内箱がスライドできるようにしました。外箱を少し大きく作るのがこつですが、寸法の取り方が悪いと、動かなくなる子供がかなりいました。内箱の一番後ろには、横から感光紙を入れる隙間をつけます。

出来上がったカメラは、持参したカメラ用の3脚に取り付けた木の台に固定して、外の建物などの風景を撮りました。それにはまず、感光紙を入れる隙間に半透明の紙を挟んだ厚紙の枠を入れて、内箱を動かしてピントを合わせます。ピントが合うと上と下が反対になりますが、きれいな風景が写ります。そこでこの位置にシャッターの黒い紙で覆った感光紙を入れ、次にシャッターを引き抜いて光をあてて、20分〜30分間くらい露出します。
普通は、この後、現像といって、薬品に紙をつけるのですが、今日使う感光紙はコピーアート紙と言って、アイロンで熱をかけると現像が出来る紙です。今日は加熱にラミネーターという機械を使いました。これは身分証明書などをプラスチックで包み込んで汚れないようにするラミネートという加工をする機械で、現像にちょうどいい加熱が出来ます。


カメラ作りを始める頃は青空でお天気もよく、いい写真が撮れそうだな、と思っていました。ところがちょうどみんなが作り終わった頃、急にお天気が変わって、真っ黒い雲が来て、とうとう、「ヒョウ」が降ってきました。直径が5ミリくらいの氷の粒です。これにはみんな驚きました。

「ヒョウ」の後はまたお天気も回復したので、みんな思い思いの場所で写真を撮りましたが、中にはとてもはっきりと建物が写っている子もいて、感心しました。

みんな一通り写真を撮りおわってから、隣の部屋に移って、今度はなぜアイロンで色が出るのか、の勉強をしました。この紙にはマイクロカプセルといって、とても小さい玉の中に薬品を包み込んだものが塗ってあります。このマイクロカプセルはアイロンなどの熱に出会うと破れて、外の薬品と反応して青い色になります。ところが、光に当たったものは、この性質が無くなっているので、そこは色が出ません。こうして風景の写真が撮れるわけです。


普通の白黒の写真の勉強もしました。フイルムには銀の化合物が塗ってあって、光が当たるととても小さい銀の粒が出来ることや、現像液という薬品につけると一つの粒が1億倍にもなって、目に見えるようになること、それから光に感じる銀の化合物は定着液という薬品で溶かして洗ってのぞくことなども勉強しました。こんな普通のフイルムでは、白と黒が反対になりますが、今日使ったコピーアート紙は白いところは白く出るので、大変便利です。みんな出来上がった写真機と、感光紙を持って帰り、おうちでアイロンを使って実験してみることにしました。よい写真が出来るといいですね。
相模原分団へ戻る

表紙へ戻る 『活動紹介』へ戻る