「太陽ものがたり」で皆既日食を楽しもう!

titile_no4.jpg 皆既日食直前! 7月配布のYACオリジナル宇宙狭隘「太陽ものがたり」を使った日食観察の楽しみ方を、宮崎先生が伝授します!
ーついに22日の皆既日食が迫ってきましたね。

先生: 日本で見ることができるのは46年ぶり、次見ることができるのは26年後だからね。これは見逃せないよ。

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国立天文台や天文写真家の方からお借りした、皆既日食の素晴らしい写真が満載!
ーでも、天気予報がちょっと心配ですが、、、、。なんとか晴れて欲しいですね。さぁ、天気になることを祈りつつ、日食観測の教材「太陽ものがたり」を見てみましょう! 今回も素晴らしい写真が盛りだくさん! 日食の写真集みたいですね。

先生: うん、世紀の天体ショーに、理屈はいらないよね。もちろん、何の説明もナシじゃ困るから、少し説明はつけたけど。理屈のほうは、太陽が欠けていくように見えるのは、月が太陽の前を通り過ぎるからなんだよ、ということが最低限わかってもらえればいいと思っていて。それより、この不思議な景色の写真にググッとひきよせられることで、日食に興味を持ってもらえるようなきっかけになるように、と考えて作ったんだよ。


ー表紙の写真は見事に太陽が隠れてますね。教材の「皆既日食ー日本各地の観測予報ー」のページを見ると、奄美にいけば、この100%隠れた太陽が見えるんですね。

先生: そう。奄美大島北部の他にも、種子島南部、屋久島、トカラ列島、などでは100%隠れた状態をみることができるよ。皆既日食中には、教材の写真のように太陽の表面のコロナやプロミネンスなども観察することができるかもしれない。


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ピンクで示した地域で100%欠けた太陽を見ることができるぞ。
ー教材についている「日食観測シート」を使うと面白いことが起きるんですよね?

先生: そうそう。穴の形が、星や三角形でも、その穴を通った光は全部太陽と同じ形に映るんだ。だから、シートの影の中には、日食で欠けた太陽の形がたくさん映るんだよ。ちょうど1mくらい離してシートを持つのがいいと思うよ。あまり映す面に近いとぼやけちゃうから。


ーピンホールカメラの原理ですね。これだと直接太陽を見なくていいから安全だ。みんなも観測する時は、絶対に太陽を直接見ないようにしてね。

先生: 木立ちの中で木もれ日を観察するのもいいけど、都会だといい感じにこもれ日を見ることができるところが少ないからね。僕も2〜3の学校の校庭をのぞいてみたんだけど、葉がたくさんしげりすぎちゃってて、木もれ日がないんだ(笑)。木もれ日で観察するときは、葉の細かい、桜の木なんかがいいと思うよ。ただ桜は虫も多いから、そっちにも注意しないと(笑)。


ーほかには、何か面白い観察法とかありますか?

先生: 僕が面白いなぁ、と思うのはね、「日食観察ではない観察してみる」ってことだね。


ーええっ!? このチャンスにもったいない! 何故!?

先生: 日食にまったく関係ない観察をする、という意味ではないんだよ。例えばね、日食が起こっている時、動物たちはどんな行動をとるのかを観察してみる、とかね。ちょっと気になるでしょ? 


ー確かに! 人間はなんで急に暗くなる理由を知っているから驚かないけど、動物たちは夜でもないのに暗くなってびっくりしますよね、きっと。

先生: 鳥や動物たちはきっと騒ぎ出すだろうね。身近な動物を観察してみるといいんじゃないかな。にわとりなんかおもしろいかもね。日食が明けたら、また朝と勘違いして「コケコッコーーー!」と鳴き出すかもしれない(笑)。動物観察以外にも、日食の際の潮の満ち引きはどうなるんだろう? とか、気温はどう変化するんだろう? とか、日食自体を観察するばかりが、日食観察じゃないんだよ。


ーなるほどー。家のペットがどんな反応するのか、たしかに興味ありますね。大騒ぎしそう(笑)。

先生: 人に教えてもらうだけじゃなくて、自分の興味があることを観察して記録していくことが理科の醍醐味だからね。あと、実は3年後にも、ものすごい日食があるのは知ってたかな?


ーえ? 次の皆既日食は26年後じゃないんですか?

先生: 皆既日食は26年後だけど、3年後には、「金環日食」という、これまたおもしろい日食が見られるんだ。


ーどんな日食なんですか? 気になる!

先生: どんな日食からは自分で調べてみよう。教材にもヒントが書いてあるからね。


ー先生から宿題が出たところで、今回はここまで! 次回は日食観測の教材「太陽ものがたり」についていたもう一つの教材「こま型日時計」と、日食教材の一つ前に送られていた「生命の進化」の教材についてレポートします。お楽しみに!

宮崎總一(みやざき そういち)
日本宇宙少年団理事、全国中学校理科教育研究会顧問。東京都公立小中学校の理科教諭校長を経て、平成8年退職。この間、文部科学省学習指導要領作成委員、東京都および全国中学校理科教育研究会会長などを務める。退職後は、NASDA/JAXA「コズミックカレッジ」などの事業企画・運営のほか、YAC副本部長として、YAC機関誌「ジュニア・サイエンティスト」(平成19年3月をもって休刊)編集、YACリーダーズセミナー企画・運営などに携わる。現在、YACオリジナル宇宙学習教材の開発を担当。
 

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