応募してくれたコマンド表の中から、 できるだけ効率よく(コマンドカードの使う数が少なく)、 サンプルA〜Cをすべて集める(サンプルのマスを通る) ことができるものや面白いアイデアのものを 例として紹介します! ※応募してくれたものそのままではなく、修正しているものもあります。

宇宙開発の現場では、

ミッションが達成

されるために

必要なひとつ

ひとつの動作を、

すべて検証する

ことが大変重要です。

遠藤 守(えんどう まもる)

(公財)日本宇宙少年団専務理事/JAXA前副理事長

 

結果 発表
【遠藤さんの宇宙機の開発のポイント】コメント全文は、このページの下の方を見てね! 【火星ローバーの動かし方の例】 「反復」をうまく使って コマンドカードの数を 少なくできています! 途中、いったん着陸地点に もどって補給するという ざんしんなアイデアだ!
©Dynamo Pictures
ドッキー
【遠藤さんの宇宙機の開発のポイント】

遠藤 守(えんどう まもる)

(公財)日本宇宙少年団専務理事/JAXA前副理事長

 宇宙開発の現場では、ミッションが達成されるために必要なひとつひとつの動作を、すべて検証することが大変重要です。

 今回の火星ローバーミッションでは、達成した人も達成できなかった人もいます。達成できなかった人は、最後まで達成できるかの検証をすることが必要でした。もう一度、最後までミッションが達成できるかを確認してください。

 また、ミッション達成した人でも、コマンドの枚数が多すぎるとローバーはたくさん動く必要があるのでバッテリー切れや故障の原因になりかねません。そのため、ローバーにも負担なく効率的にミッションを達成できるようコマンドカードを少なくする方法を考えてみてください。

 先ほど述べたように、「検証が大切」ということを、宇宙開発用語でたとえると、end to end(エンドツーエンド)といいます。ひとつひとつのパーツが試験に合格しても、そのパーツを組み立てて完成したものをさらに検証することを意味します。ローバーに限らず、衛星やロケットも厳しい試験と検証を何度も繰り返してから宇宙へ行きます。

 今回、このミッションでは検証することの大切さを学んでいただいたと思いますので、今後もこのような取り組みにチャレンジしてください。

 

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