1. 目的
日本宇宙少年団では、昨年より2020年までの間、「2020年宇宙の旅」と題し、宇宙での生活空気や水の問題、重力やいろいろな力、宇宙ステーション、衣食住など「もしも私が宇宙へいけたら」をベースにやってみたいことや仕事などを考え、地球上での生活を振り返ることにより大切さを考えてもらうことを目的に活動しています。
日本宇宙少年団では30周年記念事業を通してこれら学習の輪を広げ、宇宙時代を担う青少年の育成のための一助となることを期待します。
2. コンセプト
- (1) 記念事業を通して地区ブロックが連携・協力することを目指します。
- (2) 将来を担う青少年の宇宙への夢や希望を育み、多くの感動を得ることのできるものとします。
- (3) 将来を担う青少年が、夢や目標を持ち、何事にもあきらめず、チャレンジする気持ちを大切にします。
- (4) 将来に向け継続的な効果をもたらすものとします。
3. 主催・共催

主催
日本宇宙少年団北海道ブロック協議会
共催
札幌市青少年科学館
公益財団法人 日本宇宙少年団
4. 期間
平成27年11月14日(土) ~ 平成27年11月15日(日)
5. 実施場所

札幌市青少年科学館
〒004-0051 札幌市厚別区厚別中央1条5丁目2-20
恵庭リサーチビジネスパーク(YAC団員のみ)
〒061-1374北海道恵庭市恵み野北3丁目1番1
6. 参加対象者
日本宇宙少年団団員・リーダー及び一般(合計:約200名)
事業内容1 (13:30~14:30)
講演:宇宙のお話し「2010年 宇宙の旅 ~宇宙で生活する~」
講師 JAXA名誉教授 (元JAXA宇宙教育センター長)
平林 久 先生
人類が宇宙で生活するために、なくてはならないものを考え地球の良さを発見する。
事業内容2 (14:40~15:30)
工作「光の不思議」
簡易分光器を製作し、人工衛星に利用されていることを知る
事業内容3 (15:40~16:20)
国際宇宙ステーション
手作りロボットアームを操作、エンドエフェクターの製作により原理を学ぶ
事業内容4 (18:30~19:20)
地球から学ぶ
ジャイロコンパスの原理を学ぶ
事業内容5 (19:30~20:00)
各分団の活動紹介と報告
- 恵庭リサーチビジネスパーク
- 夕食
- 釧路分団
- 苫小牧分団
最後に(ご紹介)
SF小説「火星の人」

最後に、アンディ・ウィア作「火星の人」をご紹介します。宇宙開発計画で、事故により火星に一人取り残された主人公が、次のミッションとなる4年後まで生き残ろうとする姿を描いたものです。水と空気は再生機で何とかなりますが、食料が31日分しかにないうえ、火星の過酷な環境や機器の故障などによるトラブルが発生します。このトラブルを我々が知っている物理、生物学の知識やテクノロジーで克服していく姿に共感します。また、火星に一人で誰とも通信ができないながら、地球の家族や仲間と心が繋がっている人間愛も描いています。ぜひともご一読を。
早川書房 (2014/8/25) / 書籍:¥1,296 / Kindle版:¥816